いつものように風呂釜に薪をボンボン放り込んでおりました。

寒い12月の夜。一刻も早く熱い風呂に入りたい一心で少々強引に薪を押し込んだところ、風呂釜からポタポタと水が滴ってきました…

え、なに?どないしよ…
と、思っている間に風呂釜の下が水浸し。あまりに焦って写真を撮り忘れました。
とりあえず、風呂釜から薪を放り出し、風呂から水を抜きました。
中をのぞき込んでみると、直径約0.5㎝ほどの穴から水がだらだらと流れているのを確認。
少なくとも10年は使用されてきた風呂釜なので、中の金属も弱っていたんでしょう。
薪がぶつかり破ってしまったと考えられます。って、考えててもしゃーないんで穴をふさがないことには温かい風呂に入ることができません。
とりあえず、倉庫にあった耐火モルタルで穴をふさぎ、周囲も補強。
使ったのはこれ。
耐火モルタルは水に弱いと言われているので、正直どうなのかと思いましたがとりあえずやってみました。
硬化に24時間はかけたいので、その日はシャワーで我慢して翌日チェック。
風呂にたっぷりの水を張ってみたところ水漏れはなし。数時間後に再度確認しても問題はみられなかったのでやさしーく薪を放り込んで炊いていきます。
炊きながらもちょくちょく内部をのぞいていると、どうやら別の個所から水漏れしているのを発見…
しかし、漏れる量はごくわずか。釜から溢れてくるほどではなかったので風呂焚き続行。
炊き続けること40分。無事にあつーい風呂ができあがりました。

風呂に入れるだけでありがてー!!
以下は炊いた後の耐火モルタルでの補修部の写真です。

水が漏れることなく、しっかりと硬化してくれました。
さきほど見つけた別の場所からのわずかな水漏れもいまのうちに直しておきたい。
翌日再び風呂に水を張って確認すると、二か所から漏れているのが見えました。今回は耐火パテを使用して応急処置してみることに。
初めに直した部分は耐火モルタルを使用したのですが、狭い風呂釜の内部にモルタルを塗るのは結構難しくて、パテの方が簡単に作業できるからです。
今回使ったのはコチラ。

薪ストーブを設置する際にもお世話になったアイテム。パテが割と固くて先端から絞り出すのがしんどいので、口元の方から出して厚めに塗っていきます。
施行する前に水で濡らしておくと接着しやすいです。
1100℃までの耐熱性なので、不安はありますがこれで直ればラッキーぐらいの感じでいきます。

テカテカしている部分は水ではなく、燃焼時についたものです。
パテを塗ってから24時間以上かけて硬化させ、風呂を沸かしてみました。

写真左側は問題なく防げていいますが、右側部分は水が漏れています。

とはいえこれ、風呂を沸かした後に流さず、湯船に水を張ったまま朝まで過ごしてから確認したもの。
一晩でこれだけの量ならとりあえずはオーケー。湯船の水も減った感じはしません。
耐火パテが活躍したのか?といえば、微妙ですが。耐火モルタルでもうちょい補強してやろうと思います。
耐火パテは微妙な結果でしたが、耐火モルタルの方は意外にがんばっています。もう一週間はこの状態で風呂を沸かしていますが今のところはOK。
ちなみに鋳物の補修材も販売されています。
はじめからこれ買えよ!って話なんですが、耐火モルタルでなんとかなれば儲けものと思いまして…ケチです。