
どうも現代百姓のもりまる(@820life)です。
裏庭の清掃をしていて思ったんやけど、石やらコンクリが無駄に転がっててどうにも処分に困りました。

どっかに捨てるわけにもいかないし、どうしたものか…と、閃きあり。

そうだ、焼却炉をつくろう!
という、いつもの思い付きをほんまにやっていきます。
※ 庭の清掃で出た草木を燃やすことが認められている地域に居住しています。
焼却炉や、窯をつくるときってレンガやブロックなどの形がそろったモノを使用するのが一般的だと思います。
あるいはドラム缶を用意して即席的に使用するとか。
でも、今回は「そこらへんにあるモノの処分×有効活用」なので石や岩、ブロックの欠片を無理くり使っていきますw
レンガもそれなりの数を用意しようとすると結構お金かかりますからね。今回は素材にはお金をかけません。
しかし、材料を接着するためにモルタルが必要。
焼却炉っていうんやから、やはり耐火の方が良いだろうと耐火モルタルを購入。なんと1400℃までの熱に対応できるという代物。
今回使用したのはトーヨーマテランの耐火モルタル。

耐火モルタルは硬化させるために「焼き入れ」が必要だというのをネットで見ていたのですが、このトーヨーマテランのモノは放置で固まる。
ただ、25㎏入りで3000円(在庫限りの値引き価格)とちょっと高い。
※ コメリのネットショップで購入可。通常価格は4080円でした。
商品ページはコチラ
通常はレンガを積み上げるときの「目地」として使用するような想定なのですが、今回は不ぞろいの石やブロックを使用。
そのため、すき間を埋めたりする必要もあって使用量が多い。25㎏もあったのに、スネの高さまで積むだけで6割ほど使用してしまいました。

なんぼあっても足りん…
そんな感じで逆にお金がかかってしまうような状態になってから気が付きました。
耐火モルタルじゃなくてもいいんちゃう?
耐熱が1400℃までいけるから、ということで耐火モルタルを購入しました。が、よくよく考えたら焼却炉でそこまで温度あがらない。
調べたところ、陶芸用の窯でやっと1200℃~1300℃とのこと。
わたしの作る適当な焼却炉がそこまで高温になるはずがないww
ということで、耐火モルタルは温存しといてインスタントモルタルに切り替え。これで不具合が出てきたら、それはそれで勉強。
とりあえずやる!がモットーな気ままなDIYです。
てことで、あとはひたすらモルタルを練って部材を積み上げるだけ。
なのですがやはりロストルもつけておきたい。ってことで、DIYの師匠に相談したところ「丸鋼でOK」とのこと。
また、コメリにダッシュw
店員さんも「こいつ何回来んねん」とお思いでしょう。とりあえず買ってきた丸鋼を並べてみました。

お恥ずかしい限りの適当DIYの途中経過。

楽しすぎる!!
なんというか、大人の粘土遊びをしているような感じで、自分の思った形に造形していくことがとても楽しくてワクワクします。
ロストルには雑草や枯れ枝が乗っかればOKなんで、幅も大体こんなんでいいんじゃないでしょうか。
初めに使用していた耐火モルタルもしっかりと硬化してくれてるし、もっと作業してたいけど仕事の会議があるのでここで中断。
で、書いてて思ったんやけど燃焼温度が低いと耐火モルタルでなくてもOKなんやけど、逆に有害物質である「ダイオキシン」が発生するんですよね。
てことで、私のやろうとしていることは環境破壊ではないか?と疑問に思ったので、少し調べました。
ダイオキシンは酸素・炭素・水素・塩素が熱せられる過程で発生するもの。
適切な環境であれば、焼却してもダイオキシンの発生を防止できると言われていいて、多くの自治体で焼却処分されています。
このような設備を家庭で用意することは難しく、法律・条例で「野焼き禁止!」ってなってるんでしょうね。
しかし、ダイオキシンが発生する原因となるモノ(ゴミ)にも種類があって、落ち葉や草木などの自然のモノの場合はさほど問題ではないという意見もあります。
参考 たき火とダイオキシン金沢工業大学教授 露本伊佐男の個人HPつまり、どんなものでも低温で燃やせばダイオキシンは発生するけど、塩素の含有量が少ないものはそこまで気にしなくて良い、ということではないでしょうか。
さまざまな自治体のホームページを見ても、下記は例外として記載しているところが多いです。
- 農業・林業・漁業でやむを得ず行われる廃棄物の焼却
- たき火その他日常生活で通常行われる場合で軽微なもの
というわけで当たり前ですが、焼却するものは庭の清掃・手入れから発生した草木に限定しつつ、ご近所さんへの配慮も忘れずにド田舎ライフを楽しんでいこうと思います。