
GoogleやFaceBookは私たちの個人情報、趣味、性向を収集し各個人にピンポイントで広告を配信しています。
たしかに、「今まさに欲しいもの」が私たちの目の前にビジュアルとして表示されるとついつい広告をクリックしてしまいますよね。
しかし、それらの情報を政府に提供しているのではないか?という疑念は完全には拭えません。
そんななかで、DuckDuckGoという検索エンジンが徐々に注目されてきています。今回はChromeの拡張機能としてDuckDuckGoを使う方法を紹介します。
Contents
個人情報を収集しない検索エンジン:DuckDuckGo
その前に、そもそもDuckDuckGoとは何なのか?
それは、利用者/ユーザーのプライバシー保護と情報を記録しないことをポリシーにサービスを提供している検索エンジンです。
下図をみると分かるように近年急激に検索数が増加しています。

大きな転換点はグラフ”C”の2013年6月、エドワード・スノーデンによる暴露でしょう。
彼の暴露を端的に表すと、NSA(アメリカ国家安全保障局)が世界中に対して通信の傍受と監視を行っており、冒頭で挙げたGoogleやFacebookといった名だたるIT企業がNSAに協力していたということです。詳しくはwikipediaやシチズンフォー スノーデンの暴露(字幕版)をご覧ください。
もちろん、日本も監視、盗聴の対象に入っており「日本への警告」という本も出版されています。
DuckDuckGoのインストール方法:PCのChromeブラウザ
それでは、やっと本題。
ChromeブラウザでDuckDuckGoを使用する方法を解説していきます。
まずは、https://duckduckgo.comにアクセス。すると以下のようなページになると思います。赤丸のところをクリックしてください。

クリックすると、下の画面へスクロールします。中心にある、「DuckDuckGoをインストール」を押してください。

そうすると以下のような画面に移ります。「Chromeに追加」を押してください。

ポップアップで「DuckDuckGo Privacy Essentialsを追加しますか?」と出ますので、「拡張機能を追加」を選択。以下のような画面になればOKです。

Privacy Gradeをチェックしよう
次は検索してみましょう。アドレスバーに検索したい文字を打ってみてください。その時、アドレスバーの左端にアヒルが居ればプライベートな検索が可能です。
例として「Google」と検索してみましょう。初回検索する際に以下のような確認が入ります。

Googleが自社の検索エンジンをいかに使って欲しいか伝わってきますね(笑)
ま、これが商売ですから当然と言えば当然。
そして検索結果1位のいつものGoogleのページにアクセス。ブラウザ右上に小さくアルファベットが表示されていませんか?

はい、「Dランク」ですね(笑)。
DuckDuckGoブログによると、
AからFまでのランクがあり、どの程度あなたが(プライバシーの面で)守られているかを表しています。さらに、何があなたを追跡しようとしていたのかを詳細に知らせます。
我らがGoogle神を下から3番目にランク付けするアヒルさん。うん、好き。
次にAmazonを見てみましょう。
プライバシーグレードは「C+」です。”1 tracker blocked”とあるので「DuckDuckGoが一つの追跡をブロックしたことで、「C」から「C+」へ向上しましたよ」ということが分かります。

もちろん、DuckDuckGoのホームページはAランクです。いろんなサイトを見て回るとちょっとした発見もあって楽しいですよ。
正直まだまだ使いにくい
Chromeに慣れてしまった身としては、正直なところまだまだ使いにくいですよね。初期設定のままだと普通にアダルト関係も出てくるし、アルファベットで検索すると英語のページが出てきます。
それもそのはず、個人情報を記録してないのがウリですから。あなたに合わせた検索ではないんですよね。
ただ、カスタマイズできることもあるので、こだわりたい方は自分に合わせた検索エンジンを作っていくことも可能です。
以上DuckDuckGoの使い方でした。
使いにくいから消したいんだけど?という方はコチラへChromeにDuckDuckGoを入れたけど消したくなっちゃった。すぐできます。