
どうも、れいわ新選組と山本太郎の演説をあさっておりました。もりまる(@820life)です!
政治家の演説で感動したのは人生初。勢いで寄付しちゃいました。政治家の演説ってそないにおもろいものではない印象だったけど、彼のは違う。
正直なところ趣味の延長みたいなブログで政治の話を取り上げるって言うのは微妙かも、と思いました。
今でこそ、ド田舎に引きこもってのほほんと暮らしていますが、都市で暮らしていた20代のころ「生き辛さ」を感じていたことも事実。
その結果、海外放浪の旅へとつながって個人的には吹っ切れたわけなのですが、依然として社会全体として空気感は変わっていません。
それどころか、安保法制、共謀罪、移民の受け入れ、そしてメディアへの圧力…とさらに抑圧の空気は重く、悪化しています。
おまけに老後資金2000万円問題も表に出てきて政治への不信感は頂点なわけです。そんな時に山本太郎氏の演説を聞いていろいろと気づかされたこともあり、どうしても記事にしておきたいと考え至ったわけです。
ということで今回は山本太郎氏の主張と、れいわ新選組のメンバーについて、そして寄付する気持ちになった経緯をお話ししていこうと思います。
Contents
まずは山本太郎の演説を見て欲しい
もうご覧になった方もいるかと思いますが、やはり動画で見ると熱い気持ちが伝わってきます。
ただ、れいわ新選組 公式チャンネルでは1時間以上ある街頭演説がまるっとアップロードされているので、見どころにたどり着くまでに離脱してしまう方も多いのでは?と想像。
そこで、いい感じで熱ーい場面を切り取って頂いた方がいたので、ここで紹介。
ちょっと声でかいですけどねw

こんな熱い政治家って他にいる?
心がこもっているから、本心から発言しているから心を打つものを感じます。
もちろん、大衆の心をつかむ手法・テクニックも勉強されているとは思いますが、やはり魂があるかどうかは見た人が直感的に感じるもの。
さらに、山本太郎の演説の面白いところは、見に来たお客さんから質問を受けて、それに答えていくというスタイル。この一点を見ても、「国民と対話しよう」という気持ちが伝わりますよね。
ヤジにも普通に答えてますからねw
「もっと他の演説も見てみたい!」という方はれいわ新選組のYouTube公式チャンネルへ
れいわ新選組の候補者が濃い

で、そんな熱い山本太郎氏。自由党を離脱し「れいわ新選組」を立ち上げたわけですが、今回の参議院選挙に濃い~キャラの候補者を集めました。
みなさん政治は素人。なのに演説が上手!(上から目線で失礼)
それも、問題の当事者であるが故、自然と魂がこもった言葉になるのでしょう。うまい下手ではなく、そこに心があるから聞き入ってしまう…本来の演説ってこういうものなのではないでしょうか?
すべての候補者がそれぞれの人生で問題を抱える「当事者」、順番に紹介していきます!(※敬称略)

ふなご やすひこ
難病ALS当事者
全身麻痺ギタリスト
株式会社アース副社長
商社マンとして年間6億円もの売り上げを8年連続で叩き出すという超優秀な営業マンでしたが、41歳の時にALS(筋萎縮性側索硬化症)の告知を受けました。
現在は人工呼吸器と胃ろうでありながらも、看護・介護サービス事業所の副社長として活動中。同じ病にかかった人々を導くピアサポートを行い、多くの人を助けてきたそうです。
ふなごさんの考えは「命の価値は横一列」ということ。
どんな人でも生きていれば(生まれる前の胎児でさえ)価値を持っているというメッセージ。
私は現在高齢者介護を職業としていますが、利用者さんに笑わせてもらうことのなんと多いことw
普通に考えれば、介護職が高齢者を支援するという一方通行の図式。
ですが、現実には認知症の方の斜め上からの言葉に大笑いさせてもらったり、幼少期の美しい思い出話に想像を巡らせたりするわけで、それってすごく価値のあることですよね。
つまり、たとえその人が自分で生活を営めないような状態であっても、一瞬の輝きを持っていればそれだけで価値があるんだ、ということ。
それが「命の価値は横一列」。
ふなごさんが国会に行くことができれば、難病患者・障害者が幸せになるための教育改革を行っていきます。
さらに詳しい経歴などについては記者会見の動画をご覧ください。

木村 英子(@eikokimura)
全国公的介護保障要求者組合・書記長
全都在宅障害者の保障を考える会・代表
自立ステーションつばさ・事務局長
生後8か月の時に障害を負い、施設で育つ。19歳の時に「地域で生活がしたい」と自立生活を始められました。ご自身の経験から重度障害者が生きにくい世の中を変えていきたいという思いで立候補されました。
彼女の主な主張は2点。
① 高齢者介護保険と障害者福祉の分離
② インクルーシブ教育の普及
障害者は障害者自立支援法に基づいた福祉サービスを利用して介護や施設の利用をしています。
しかし、65歳(高齢者)になると、「共生型サービス」という名のもとに障害者サービスから高齢者介護へと合流させられるような法律ができました。
その結果、木村英子さんのように重度の障害を持つ方がいままでのように十分な介護サービスを受けられない事態になっているそうです。
そこで彼女は政策のひとつとして、高齢者介護と障害者福祉を分けるべきだ、と主張しているわけです。
私たちは日常生活で障害を持った方とともに過ごす時があるでしょうか?
昔に比べれば障害者も一般的な学校に通学する機会も増えてはきましたが、それでも受け入れる側の整備(環境・人材)も十分ではありません。
そのため障害者の親や本人が希望しても、様々な事情のために特別支援学校に通わざるを得ない現実を訴えているのです。
その結果、幼少期から閉鎖された世界で生活し、大人になっても地域に溶け込むことに多大な労力が必要になってしまう、と。
そんな現状を変えるために、障害者も健常者もともに学んでいけるような社会に変えていきたいと主張されているわけです。
先日開催された「れいわ祭り」で木村英子さんが演説されているので紹介します。
今、障害者が地域で生きるには、運動をしなければ命すら保障されないほど深刻な状況に置かれているのです。
障害者が生きられる社会は、誰にとっても生きやすい社会であると信じ、日々それを実現するために闘っています。
出典:れいわ新選組 公式HP

はすいけ 透(@1955toru)
元 東京電力社員
元 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長
東京電力で32年間原子力関連業務に従事した経験から、原発現場の実態を伝えるとともに、福島第一原発事故を当事者目線で分析、考察。原子力の廃止を訴える。
出典:れいわ新選組 公式HP
言わずと知れた、拉致被害者である蓮池薫氏の兄貴。失礼ながら、元東京電力社員とは知りませんでした。れいわ新選組では原発問題を担当していくとのこと。
元東電ということで、反原発を訴えるその言葉に重みがあります。蓮池氏の演説部分をピックアップ↓

やすとみ 歩(@anmintei)
東京大学東洋文化研究所教授
自身のジェンダーは女性であると認識し、「女性装」という言葉を生み出したお方。東大教授として歴史・経済など幅広い範囲について造詣が深い。
「子供を守ろう」というスローガンで今回の選挙を闘っていて、なんと選挙戦に馬を引き連れ登場したそう。それも彼女なりの深い考えあってのこと。
言葉のひとつ、ひとつが鋭くて個人的に印象に残っているのは「この世は豪華な地獄」という言葉。
自身がジェンダーの問題で悩んできた経験もあり、枠にはめようとされる社会を変えたいという思いが前面に出ています。

三井 よしふみ
元三井住友銀行員
元セブンイレブン・オーナー
コンビニ加盟店ユニオン元執行副委員長
とにかく、ぶっちゃけて言っちゃうところが個人的に好き。
出馬会見の時に「フランチャイズ規制法は小沢一郎に潰された!」と、暴露して周囲を驚かせたことも記憶に新しいですw
れいわ新選組も、モットーとして「空気読みません」を大切にしていて、まさにそれを体現している立候補者ですね。
海外生活も長いエリート銀行員として27年働いていたが、「250万円で自営業ができる」という触れ込みに誘われコンビニを開業。しかし、本部からの理不尽な要求で疲弊。本部から契約解除される。
自身と同じような境遇のコンビニオーナーを助けるために、コンビニ加盟店ユニオンの副委員長として活動。自殺寸前のオーナーを助けた経験も。
れいわ公式HPでは三井氏の主著として下記の書籍があげられています。
フランチャイズ規制法の制定をメインに活動していくとのこと。
さらに、コンビニオーナーになって初めて街の労働者の姿を見つめ、彼らがいかにマジメで優秀であるかを知ったと話していました。これは銀行員として働いているときには見えなかった世界だ、と。
なので三井よしふみ氏が国政に行くことができれば、私たち労働者目線で政治を行ってくれるだろうと期待しています。

野原 ヨシマサ(@victory51565059)
沖縄創価学会壮年部
正直この人選はかなり驚きでした。まさか、創価学会員を擁立するとは思いませんでした。
しかし、記者会見、演説を聞くと納得。
つまり、現在の公明党は与党自民党に加担するばかりで、本来の役割(平和と福祉の追求)を果たせていないのではないか?ということです。
具体的には、
- 安保法制への賛成
- 共謀罪への賛成
- 消費税の増税への賛成
- 憲法改正への賛成(加憲という言葉で)
などなど。メディアによると創価学会内部でも不満はくすぶっているとのこと。
参考 創価学会が公明党を見限るときiRONNA編集部しかも、野原ヨシマサ氏は東京選挙区での出馬!
公明党代表である、山口那津男氏の選挙区にぶつけてきたわけで、これは文字通りケンカ売ってるわけですよ。

いや~おもろすぎでしょ、東京選挙区。
良くも悪くも選挙は”マツリゴト”。おもろくないと投票に行く気も出ないですよね。
この辺りは、さすが山本太郎。「選挙を面白くしたい」と発言していて、彼の真の狙いは浮動票。
普段、選挙に行かない人を投票に向かわせることができれば、面白い結果になる可能性があります。

辻村 ちひろ(@chi3deyansu)
環境保護の専門家として国会に参考人としても呼ばれている辻村ちひろ氏。種の保存法の改正などにも関わってこられたそうです。
辻村ちひろ氏の訴えを聞いていて興味深かったのは、以下の点。
高速道路やダム、新幹線などの大規模な公共事業で必要な「環境アセスメント」。環境保護の観点から、問題があったとしても環境省は「意見」しか言えず、経産省・国交省に比べて圧倒的に権限が少ないということ。
環境問題というと、一見私たちの暮らしからは遠いテーマに見えます。でも、自然を破壊するということは、まわりまわって私たち自身の暮らしを脅かすということ。
新幹線のために山を切り崩すと、そこで暮らせなくなった動物が里へ下りてくるかもしれません。すると、今までのように野菜がうまく生産できなくなり、価格は上昇して暮らしを圧迫することにもなりかねません。
そのために、辻村氏はまずは「環境省を強くしたい」と。
私もド田舎に暮らしているので、太陽光発電に関しては疑問に思います。なぜ、山を切り開いて、田んぼをコンクリートで埋め立ててソーラーパネルを設置するのか?

なんか本末転倒だよね。。
また、石木ダム問題に触れておられました。都会の人間の利便性のために自然と共に暮らす人が犠牲になる、という社会を変えたいという強い思いが伝わってきました。

大西 つねき( @tsune0024 )
元J.P.モルガン銀行資金部為替ディーラー
大西つねき公式ウェブサイト
ちょっと甘いマスクで女性からの人気が高い大西つねき氏。顔だけじゃなくて頭脳も飛びぬけており、MMT(現代貨幣理論)の支持者。
また、為替ディーラーの経験から現代の資本主義の狂気を訴えている。
FXや株の取引は、実質的には何も生産していないにも関わらず、大金を稼ぐことができてしまう。

なるほど、わからん。
と、ぶっちゃけ、経済については何が正しいのかよくわからんので、なんとも言えない。
大西つねき氏の訴えに(私の頭が理解できて)、同意できる点もいくつかあります。
・「分離課税」という課税制度が適用され、株での儲けに対して20%しか課税されていない。これを変更すべき。
・法人税を累進課税にすべきである。
ま、さすがに一年以内の株式売買の利益には99%課税というのは、どうなんでしょう。このあたり、大西つねき氏の出版した本を読んでみるか…。
また、大西つねき氏のYouTubeチャンネルで積極的に発信されているので勉強させてもらいます!

こういう理念的なところは大賛成です。
経済学という学問自体が「机上の空論」的なところがありまして、人間の社会活動を数値化するという困難な学問です。今後、超絶賢いAIが登場してすべてをデータ化できる時代になれば、またおもしろい話になりそうですな。

渡辺 てる子
元派遣労働者・シングルマザー
女性労働問題研究会運営委員
レイバーネット日本運営委員
1980年3月 武蔵大学社会学科社会学部を2年で中退
出典:れいわ新選組 公式HP
1985年 25歳の時に2人の子どもを残し、配偶者が失踪。シングルマザーとなる。以来、保育園の給食調理、保険営業等を経て、2001年に派遣労働者として企業に勤務。
2017年12月 それまで16年8ヵ月、働いてきた派遣先企業から一方的に雇い止め通告を受ける。
2015年8月には参議院厚生労働委員会に「宇山洋美」の氏名で、派遣労働者当事者として登壇し、派遣労働の実態を訴える。
れいわ新選組のダークホース、通称「てるちゃん」
このお方も貧困層を代表する当事者でして、「泥水をすすって来た」んですよね。
ぶっちゃけ、初めて見たときはこう思いました。

ふつうのおばちゃんやん…
ところがどっこい、しゃべり始めたらめちゃおもろいw
もうこれは言葉で表現してもあれなんで、そうです、動画です。
山本太郎も驚いてますよねw
いやー誰かが、ちょうどいい場面を切り取ってアップしてくれてるという。
まさにネット上の草の根運動のおかげで記事作成が捗ります、ありがとうございます。
ていうか、演説慣れしすぎ。ほんまに初立候補か?というぐらいの場慣れ感。
これも当事者ゆえの魂の入り方なのでしょうかね。てるちゃんなら、ガチンコでケンカしてくれそうです。
山本太郎は退路を断っている
れいわ新選組から立候補する各候補者を紹介させていただきました。みんなめっちゃ濃い~ですよね。
そして、もうひとつ言っておきたいのが、「山本太郎は自身が落選する覚悟でやっている」ってこと。
というのも、今回東京選挙区から立候補するのは創価学会の野原ヨシマサ氏。
その他の9名の立候補者は比例代表です。
そして、重度の障害者であるお二方、
・ふなご やすひこ氏
・木村 英子氏
は今回から導入された比例代表の特定枠です。
一票の格差を是正するために合区とされた「鳥取県と島根県」、「徳島県と高知県」の枠からあぶれた(自民)候補者を救済するという魂胆で作られた制度を逆手にとり、 障害の当事者を国会に送り込むという山本太郎流の奇策なわけです。
しかし、その代わりに山本太郎が当選するためには、れいわ新選組が比例で最低でも300万票が必要。

メロリン、落選覚悟…
「意地でも当事者を国会に送り込む!」というのが良く伝わってきませんか?
議員というのは「落選すればただの人」とよく言われますし、そうそうできるものではないですよね。
彼なりの計算があってのことだと思いますが、ふたを開ければ全員落選ということもあり得ます。
完全に退路断って闘ってます。
そんなこともあって、今回微々たる額ではありますが「応援したい」と思って寄付したわけです。
このままの政治では社会は良くならないし、かと言って既存の野党も…だったられいわ新選組しかないな、と。
正直、政策に関しては「?」なところもありますが、すくなくとも山本太郎氏は「国民の代表」であろうという姿勢が見て取れます。
間違っても、「税金は国民から吸い上げたもの」などという発言はしないでしょうしね。
てことで、最後に山本太郎氏の政見放送で終わろうと思います!
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