【介護のワンオペ夜勤】休憩を適正にとれてますか?

どうも!ド田舎介護士の@820lifeです。

前回、「ワンオペ夜勤は対人関係が無いので気楽」というお話しをしました。
詳しくはコチラ
介護施設でのワンオペ夜勤は辛いけど圧倒的に気楽ですよ。

そうは言っても、やはり一人ですべてを行う必要がある一人夜勤。さまざまなデメリットもあります。そこで、今回はワンオペ夜勤でのデメリットの一つ、『休憩』についてお話ししていこうと思います。

夜勤中の休憩って「適正に」取れてますか?

夜勤ってとにかく長いですよね。3交代が増えてきたとはいえ、現在でも7割の施設で夜勤が16時間以上の2交代で運営されています。

さすがに不眠不休で16時間も動き続けると肉体的、精神的にきつくなってきます。

たしかにワンオペ夜勤でも平和な夜ならのんびりできたりもしますが、それでも安心して仮眠を取ることは難しいのではないでしょうか?

  • 利用者さんの安全が気になる
  • ナースコール、センサーが断続的に鳴る

そんな状況では疲労の回復もままなりません。にもかかわらず、しっかりと「休憩:1.5時間」とか引かれてませんか?

そんな状態を果たして『休憩』と呼べるのでしょうか?

労働基準法「待機時間は休憩ではない」

労働基準法を所管する厚生労働省は休憩時間について以下のように説明しています。

休憩時間は労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。従って、待機時間等のいわゆる手待時間は休憩に含まれません。

(略)昼休み中の電話や来客対応は明らかに業務とみなされますので、勤務時間に含まれます。従って、昼当番で昼休みが費やされてしまった場合、会社は別途休憩を与えなければなりません。

出典:厚生労働省

この説明を介護施設に当てはめると、夜勤帯のナースコールへの対応などは明らかに労働であることが分かります。

つまり、いくらソファでYoutube見ながらゴロゴロしていたとしてもコール対応が必要な状況は労働から解放されてるとは言えないわけです。

言い換えれば、交代要員に来てもらって自分は一切の仕事をしない状況になって初めて「休憩」を適正にとれている状態になります。

ワンオペ夜勤に法律上の休憩はない

以上の法的な事実を踏まえて考えると、「交代要員の来ないワンオペ夜勤に休憩は無い」ということが理解できると思います。

これって結構問題じゃありませんか?

もちろんしっかりとコンプライアンスに則り、適正に休憩を与えている施設もあるでしょう。しかし、わたしの身の回りではワンオペでそこまで行っている施設はありません。

にもかかわらず、休憩時間はちゃっかり給料から引かれている状態。

以前管理者に対してこの問題性を訴えましたが、

https://820life.xyz/wp-content/uploads/2019/05/jyo-shi.jpg
管理者

でも、落ち着いてる時間あるでしょ?2時間ぐらいは休憩できてるよね?

と、法令順守なにそれ?みたいな感じで取り合ってもらえませんでした。ですが、有給休暇の取得も義務化され働き方が見直されている令和の時代に、この問題を訴えていくことで状況も変わるのではないかと思います。

改善のためにも介護記録はしっかりつけよう

同じような問題で不満や悩みを持っている方は上司や管理者と直接話し合うことが必要です。今ある不満を受け入れず、より働きやすい環境に変えていきましょう。

話し合っても解決してくれない。あるいは、ほかの業種でもみんな我慢している、など言い逃れをしてくる場合は労働基準監督署に訴えるのも一つの手です。

会社は労基からの指導をかなり重く見ているので動いてもらえれば改善は見込めるでしょう。

そのためにも記録を残すことが重要です。わりと面倒な介護記録ですが、自分が休めていないことの証拠にもなるので、時間と行ったケアなど詳細に残すように心がけましょう。

また余談になりますが、事故が起こった際にも「自分の身を守る」というためにも記録はしっかりと残すように習慣にした方がいいですよ。

介護中の事故は隠さず報告した方が安全です。

未払い賃金として裁判すれば勝てるんじゃね?

しかし、労基もそんなにヒマじゃないと言われています。そこで、もうその職場を退職する気なら裁判で未払い賃金の請求もアリではないかと思います。

実際に、休憩時間をめぐる裁判は多数発生しており、

イオンディライトセキュリティ事件
大星ビル管理事件
(リンク先はGoogle検索結果)

いずれも労働者の主張が認められています。介護職だけでなく、幅広い分野の職業で休憩中も働くことが「当たり前」な感じで、わたしたちも感覚がマヒしてますが、訴えれば未払い賃金として請求可能です。

すでに退職した方も請求時から2年前の分まで利率をつけて請求できるので、弁護士事務所に相談するのもかなりアリ。

介護士の働く環境のために行動と発信を

働き方改革が叫ばれるいま、不平不満を愚痴るだけでなく実際に行動することで介護士全体の環境を変えていくこともできます。

暴力やハラスメント、低賃金なだけでなく休憩もまともに取れない環境。これって実はわたしたちが招いた状況でもあるのかな、とも思います。

利用者さんにより良いケアを提供するためにも、介護士自身が良い環境で働いていけることが必要です。

SNSなども活用すれば問題を多くの方に知ってもらえるので、愚痴だけでなく客観的な事実と問題提起をこれからも行っていきますので記事のシェアとともに ツイッター@820lifeのフォローもよろしくです!

※追記
実際に労働基準監督署に相談してきました!
記事はコチラ
ワンオペ夜勤の休憩について、労働基準監督署に相談してきた話

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