
久しぶりに連休(2連休ですが)があったので自分の仕事について考えてました。
よくよく考えれば、介護職ほど気軽に辞められる仕事はなかなか無いよね、と思いまして。
実際、以前勤めていた介護施設では様々な問題が起きて、どうにもモチベーションが保てず辞めてしまいました。人間関係どころの話では無くて、経営者がやばいという話ですが…。
そして、たまっていた有給を一気に消化し1カ月以上なーんにもしない日々を送っていました。
考えてみると長期休暇も盆も正月も一切ない生活が続いていたので、こんなにゆっくりできるのは何年振りだろうか、という感じでかなり満喫しました。
人間、リフレッシュって必要だよね

仕事を辞めてつくづく思ったのですが、人間ってたまにはリフレッシュが必要だよね、ってこと。
そうやって何もしない期間があると、勝手に心の充電がされていくんですよね。そして、自然と「またがんばろう」という気になれる。
いろいろと世間を騒がせる介護士による虐待の話なんかも、もしかすると長期休暇があれば減っていたかもしれない。
正直、自分もかなり危なかったという気もする。
夜勤が6連続とかも普通にあって、知らず知らずのうちに精神がすり減っていたのでしょうね。些細なことでイライラすることが多く、そのことを自分でも認識していました。
「いつか利用者さんを殴ってしまわないか…」と本気で悩んだ時期もありました。なので本当に事件になる前に退職出来て良かったなぁ、と思うこともあります。
辛かったら退職しても全然OK
最近になって過労死や自殺の表面化で「辞めてもOK」という声が聞こえるようになってきましたが、当時の自分はそういった情報も無く「ここで辞めたらダメ人間だ」とか真剣に思ってました。
もし、当時の自分が目の前に現れたら「辞めても全然いいよ」と言ってあげたい。
そして、ゆっくり休みながら考えればいいよって思います。
人と人に相性があるように、会社と従業員にも相性があります。合わないと思ったら無理することないですよ。自分の心の状態って意外と冷静に見ることができませんから。
気が付いたら心の病にかかっていたなんて悲しすぎます。
ただ、会社との関係に問題が無いのであれば「休職」するのがベストですが、自由に休職することはできません。正当な理由が必要です。
同僚とは仲良くしておいた方が良い

介護の仕事って割と人間の入れ替わり激しいですよね。
仲の良かった職員が辞めていき、別の施設で出世してるなんて話もよく聞きます。やっぱり相性なんですよね。
評価される場所で頑張るべきというか。
そんな人から「こっちへ来ないか?」と声をかけられることも介護あるあるですよね。もちろん条件は今以上で。
これまでの記事でも書いてきましたが、介護職はどの会社に行ってもやることは根本的には同じです。それなら、より良い環境・条件で働くのが当たり前ですし、事業所もよい待遇を示して職員を確保するのに必死です。
紹介した職員にお金がでるとこもあるぐらいです。
ただ、苦手な人と付き合う必要は当然、ありません。仕事を一緒にしてるとある程度人間性が見えてきますんで、その辺は直感に従えばOK。

個人的には介護士という仕事は好きです。ただ、いろいろとストレスもありますし、限界を感じる時もあります。
そんなときにしっかりと休養できる休暇が取れない現状。
個人的な経験として、退職して休暇を取れたことでかなり救われました。そして、今はまた頑張って自分のペースで仕事をできています。
もし、あの時に辞めずに続けて、心の病になっていたらいまだに無職だったかもしれません。
言葉は悪いですが、介護の仕事ならいくらでもあります。
なので、介護職で悩んでいる方がいれば、思い切って辞めてしまうのも全然ありですよ、という話でした。
そして、介護事業所には職員が長期休暇を取れるように環境を整えることが退職率を下げるためにとても有効である、ということを認識してもらいたいですね。