介護職に疲れたけど訪問に行ってみたら介護がまた楽しいと思えるようになれた話

介護に疲れ切って退職した

どうも、昨年「仮眠のない夜勤は奴隷労働だ!」と怒って老健を辞めた もりまる(@820life)です。

仮眠が取れないだけでなく、行っている業務に疑問も多々あったし(2人がかりで無理やりトイレに座らせるとか)、半数以上の利用者さんにセンサーがついてて夜勤が終わってもナースコールが聞こえたり、と全般的に介護という仕事に嫌気がさしてました。

そのあたりのストレス満載から来るお話は下の関連記事で書いてます。

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ワンオペ夜勤が仮眠もとれない奴隷労働なので介護職を辞めました。 【介護施設】センサーマット・離床センサーを設置しすぎ問題。

そんな状況だったので、自分がうつ病になったり利用者さんを殴るとか虐待してしまう前に辞めたのは正しい判断だと思うし、今後は介護の仕事はしないつもりで退職しました。

自分はたかだか4年ちょい介護施設で働いてこんな気分になったのに、今も頑張ってる介護士のみんなや、40代50代で夜勤ばりばりやってる先輩たちには今は尊敬の念しかありません。

で、半年ほど退職金や失業保険、そして動画編集のバイトでのんびりさせて頂いてたんですが、知り合いが訪問介護を立ち上げる際に介護福祉士資格持ちの人間がどうしても必要ということで手伝うことになりました。

ここでいろいろ思ったのですが、介護はやはり食いっぱぐれない仕事だなー、と。実際、退職して「のんびりするぞー!!」と意気込んでいる時にも複数の事業所さんから以下のように声をかけて頂きまして…

・デイサービスの運転手どう?
・特養の夜勤、週1でいいから
・グループホームの夜勤同じく週1からどう?
・特養の風呂介助だけでも来てくれない?

基本的に「あんまり仕事したくない」というスタンスだったのでそのようなお誘いの感じになったのですが、望めば正社員として全然雇ってもらえるようでした。

ただ、声をかけられるたびに「今は介護はしたくない」と断ってたのですが、今回手伝うことになった訪問介護の社長に飯をおごってもらって断りにくい状況になりましてw 週3労働で合意しました。

あるおばあさんとの出会いで介護がまた楽しくなった

ぶっちゃけ初めは事務関係の業務だけで現場には行きたくないって話をしてたんですが、人手の関係であるおばあさんの家に訪問に行くことになりました。

そのMさん(女性・90歳半ば)は家族と住んでるんですが、仕事が忙しく日中~深夜まで自宅で1人で過ごしてるんですよね。

なかなか粋なおばあさんで、昔は三味線を弾いたりして芸者(?)のようなことをしてたそうです。年相応の物忘れはあって、この話は30回ぐらい聞きましたがw

で、ケアの内容としては夕方訪問して

・トイレ介助
・水分提供
・居室の清掃
・話し相手

てな感じで、老健時代のあのバタバタと比べたらとっても余裕のあるケアができるワケです。

1対1で、顔向き合わせて、「昨日はなにしてたの?」みたいな話から入ってバイタル測って2人でテレビ見ながらケラケラ笑いながら業務を進めていくんですが、

「あー、自分のしたかった介護ってこれじゃなかったっけ?」て気持ちがわいてきてね。

で、Mさんは下肢筋力は弱っており、立ったり座ったりは要介助。移動も車イスです。また、日中ずっと座ってるので膝の伸びも良くない。

いつもケアのあと10分ほど時間があるので話をするのですが、その間に老健の時にPTさんから学んだ足の曲げ伸ばしのマッサージをしてあげるとめちゃくちゃ喜んでくださって、「あの髪の長い兄ちゃん(私の名前はなぜか記憶から抜けちゃう)は今度いつ来るん?」と他のヘルパーさんにいつも聞いてくれてるらしいんですよ。

なんかそういうのも、「良い仕事だなー」と思わせてくれるワケです(介護士あるある)。

ヘルパーによって提供するケアが違うのは良くないと言われますが、純粋に「人に喜んでもらえるならそれでええやん」っていうある種の原点回帰のような心境で、今は毎週Mさんの顔を見に行くのが私の楽しみにもなりました。

施設介護と訪問介護は全然違う

考えてみれば、私のような自己中でマイルールが色々ある人間は施設介護には向いてなかったのかもしれません。

いろいろと意味不明なルールとか、現場を知らない上司の指示とか、加算のための介護とか、全部自分には合ってなかったってことに気が付けました。

とはいえ、訪問は訪問でいろいろと苦労はありますけどね。

風呂がめっちゃ狭いとかw

昨日ここにあったものが今日ないとかw

施設での機器のそろった環境と比べたらアイデアや工夫が必要になりますが、それもまた楽しみとして捉えることもできるなー、と。

あんだけ「もう介護はしたくない」って言ってた人間が、今はどこか自分が入れるお宅がないか待っているぐらいですw

(ただ、女性希望の利用者さん・家族さんが多くなかなか出番がないのがもどかしいところです。)

なので、いま施設で介護士としてツライ気持ちで働いている方がいれば「訪問介護というのもアリ」ってことを知っておいて欲しい。

もしかしたらいまの環境が合ってないだけかもしれません、わたしのように。

施設で学んだ技術は必ず訪問介護で生かせるし、「こういう介護がしたかったんだよ」って思える現場に出会えるかもしれません。

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