質問しまくって利用者を知ることが「慣れ」への近道

若葉マークと車いすを押す介護士

どうも、新人介護士のみなさんがんばってますか?

わたしも4月からは新しい部署での勤務となり、毎日必死で業務を覚えています。場所が変われば新人さんと同じようなものです。

というわけで、この春から新しく介護を始められた方に、環境に早く慣れるには「とにかく質問すべき」という話をしていきます。

自分の経歴を簡単に言うと、20代で1年間の世界放浪をし、日々変わる生活環境のなか適応力はかなり磨かれました。帰国後から介護のお仕事を始めて「昔から知ってるような感じがする」と同僚や利用者さんに言われることが多いです。

サ高住でリーダーや新人教育もさせてもらいましたが、気楽に仕事がしたいという気になり現在は喜んで平社員やってます。

それでは、そんな自称「溶け込み力」が持ち味のわたしが考える質問のメリットを紹介していきます。

初めは何も分からなくて当たり前!

どんな仕事でも同じですが、新しい仕事を始めたばかりの頃は「何がなんだかさっぱり」ですよね。特に介護の世界はそれが強く出ます。

というのも、介護の理念自体が「生活のサポート」だからです。

わたしたちでもそうですが、生活をするうえで「自分のルール」って結構ありませんか?

例えば、

  • 朝ごはんと一緒に野菜ジュースを飲む
  • スマホは左のポケットに入れる
  • 寝るときは電気を全部消す

といった具合に人それぞれにこだわりがありますよね。

介護は、そういった個人のスタイルを尊重しつつケアを行うわけです。

新しい現場に来た時にたくさんある決まり事に混乱しますが、理由を知れば納得でき記憶につながります。

なので、どんどん質問をして利用者さんの個性を知ることが重要です。

疑問は素直に口に出してOK

Q なぜこの利用者さんはここにいてもらう必要があるのか?
→転倒の危険があり常に目の届く場所にいてもらうため。

Q なぜコップはここに置くのか?
→視野が欠けていて、その位置に置かないと認識できないから

一見意味の分からない、細々としたルールも実はそれぞれの利用者さんを考えて作られています。

実際に現場で先輩について、教えてもらっていると「食事はこの方に一番先に出してください」などと指示されます。理由も一緒に教えてくれると良いのですが、理由を示さずに教えてしまうこともあります。

すると、教えられる方は「誰から出しても一緒やん」と思うのも当然です。

実は、先に出すべき利用者さんが食欲旺盛な認知症の方で、周りの方に先に出してしまうと食事を奪ってしまうかもしれません。

あるいは、プライドが高くて自分が一番でないと機嫌を損ねる方の可能性もあります。

その場、その場で疑問を感じたら理由を質問してみましょう。

もし、質問を嫌がるような人だったら、その人は自分の行動に自信がない可能性があります。信頼できる方に質問しなおしてしっかりと理解した方が良いです。

質問されると教えやすい

教える側からしても、すべての事柄に理由をつけて説明することは難しいです。説明される方も何から何まですべて理由を説明されてもウザいと感じますよね。

なので、重要と思えることは意識して理由を説明しますが、抜けてしまうことも当然あります。

そこで、教えられる側から「なぜ?」と聞くことで「このレベルまで説明が必要なんだな」と意識できるので双方にとってメリットがあります。

また、質問してもらえることで「理解してくれている」という実感が持てるのも好影響です。

質問されるということは「何が分からないか分からない」という状態ではないことが伝わりますしね。

理由を知ると利用者さんの個性の理解につながる

しっかりと質問を行うことで、行動の理由を理解できると利用者さんの個性を知ることにつながります。

すると、様々な場面で応用できます。

例えば、さきほどのコップの位置が決められている理由を理解できれば、話しかける際も位置を考えて対応できます。
(ex.左半側空間無視だから右から声をかける)

プライドの高い利用者には、声掛も注意をもって行う必要があると認識できます。お風呂も先に入れた方が喜んでもらえてスムーズにできるかも、とか。

自分の工夫を生かして利用者さんに接することができると仕事にも楽しみが出てきます。それがうまくいったときはさらに嬉しいですよ。

利用者さんに聞くのもOK

結局のところ、そこにみえる利用者さんを知ることで様々なルールや業務の本質が見えてくるわけです。

なので、素直に利用者さんに聞いてみることもOKです。

例えば、入りたての頃は利用者さんの名前と顔が一致しないですよね。そんな時に正直に「お名前を教えてください」と言ってみるのもありです。

直接話して、コミュニケーションをとることで記憶が増強されます。

飲み物を提供する時も、お決まりのメニューではなく「何が飲みたい?」と聞くことで個性の理解につながります。

さらに、直接質問を行ってその返答を見れば、その方の認知のレベルも把握できるので意外な発見があったりします。

質問はコミュニケーションの基本

という感じで、質問はどんどんすべきというお話でした。

先輩職員に対しても、利用者さんに対しても質問を通してコミュニケーションを図ることでその人を知ることにつながります。

介護の基本はコミュニケーション。

コミュニケーションの基本は質問です。

「新人さん」という見方をされているうちはどんどん質問しないと損ですよ。

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