アドラー心理学で介護のストレス軽減!利用者本位で働くと気が楽ですよ。

介護士とアドラーの「嫌われる勇気」

介護の仕事ってイライラ・ストレスが溜まりがちですよね。そういう自分も割とストレスを感じていて悩んでいました。

その問題に対処しようとアドラー心理学の『嫌われる勇気』を読んでいたら意外な事実に気が付いたわけです。それは、

「わたしは利用者のためでなく同僚から認められるために働いていた」

ということです。この点を考え直して原点である利用者本位で動くことで精神的な余裕が生まれました。

そこで、今回はイライラを感じている介護職員さんにストレスを軽減できるアドラー的考え方をお伝えしたいと思います。

介護のイライラの原因

イライラする原因

・業務が時間通り進まない
・利用者さんに言うことを聞いてもらえない
・同僚と意見が合わない

それぞれ、現場にいると「あるある」って感じですよね。ただ、これは表面的なものであり、ストレスの本質は承認欲求から生まれています。

ストレスの本質は承認欲求を満たされない恐怖から

承認欲求覚えてますか?あのマズローさんの提唱した「欲求階層説」の上から2つ目。簡単に言うと「他者(と自分自身から)から認めてもらいたい」という欲求です。

例えば、業務が進まず時間が押しているのに利用者さんが入浴拒否したとしましょう。割とストレスを感じる状況ですよね。

でも、「利用者さんが入浴拒否しているからイライラする」ということの裏には、「時間通り業務を進められない自分」という姿がちらついているはずです。

そして、そのことを同僚にバカにされたり見下される可能性があることを自分の自尊心が恐れているわけです。つまり承認欲求が満たされないことを恐れている状態です。

・あの人と一緒だとバタバタする
・あの人の後は業務が残りまくってて大変

そんな、「できないヤツ」と思われるのはツライですよね。

介護現場でストレスを減らす考え方

介護の現場ではよく人間関係が難しいと言われますよね。

できることなら周りとうまくやりつつスムーズに仕事をしていきたい、そう考えるのも自然なことです。

しかし、周囲に認められるために動き続けることには無理があります。状況的にもどうにもならないことも、やはり介護の現場ではあります。

たとえ、業務をすべて完璧にこなしていても誤解や、行き違いなどで一時的に同僚と不仲になることもあります。

つまり、いくら頑張っていても他者があなたをどう評価するかは別の問題であるというワケです。

このことを説明しているのはアドラー心理学という考え方です。そしてその創始者アドラーが訴えていることをまとめた『嫌われる勇気』という本をご存知でしょうか?

わたしはこの考え方を知り、介護の現場で取り入れてからイライラとストレスがかなり軽減されました。

日々の介護業務でストレスを感じている職員さんにも伝えたいので、『嫌われる勇気』を簡単に紹介します。

アドラー心理学の「嫌われる勇気」とは?

ベストセラーにもなった『嫌われる勇気』。まだ読んでない方向けにざっくりとまとめると、

  • すべての悩みの原因は対人関係
  • 他人があなたを評価するかどうかはコントロールできない
  • 他者からの承認を求めて生きるな

アドラー氏が言っていることはたくさんありますが、介護業務に取り入れると精神的に楽になれる部分を取り上げると、繰り返しになりますが、「自分の努力と他者からの評価は無関係だ」ということです。

言い換えると、その人をどう評価するのかは評価者の問題であるとうことです。

嫌われる勇気を介護の現場で適用する考え方

「嫌われる勇気」の基本的な考え方を理解して頂いたところで、この考え方を介護現場に適用してみましょう。すると、どうでしょう?自身の承認欲求のために働いていたことがふんわりと見えてきませんか?

以下、例を挙げながら説明していきますね。

終わらせたい仕事があるのに進まなくてイライラ

例えば夜勤で終わらせようとしていた仕事があるとしましょう。書類作成や記録など締め切りが迫っており朝までに終わらせる必要があります。

皆さんにベッドに入って頂いて、「さぁこれから片づけるか」という時になってナースコール…一度ならまだしも何度も何度も。しかも訴えも良く分からない。

そんな状況イライラしませんか?

すると利用者さんにも笑顔で接することが難しくなってきますし、自分の精神衛生上も良くないですよね。

ここで、アドラー的に考えてみると「仕事を締め切りまでに終わらせたい自分」は他者に評価されたい自分ではありませんか?

締め切りを守れなければ上司に責められる、自分が恥をかくなど承認欲求が満たされない状況を想像してしまいます。

無論、締め切りを守ることも大切ですが、「評価されたい自分」と「目の前の利用者さん」、介護士としてどちらを優先すべきなのか明らかだと思います。

他者からの評価よりも自分自身でくだす評価を大切に

上記のような例で考えると、最悪の場合書類は締め切りに間に合わないかもしれません。

上司に怒られるかもしれません

同僚にバカにされるかもしれません

でも、それって他者からの評価に過ぎないのです。そんな評価よりも、「利用者さんに腹を立てずに優しく接することができた」という自分自身で下す評価の方が大切だと思います。

もちろん、この自分に対する評価の基準も人それぞれでOKです。

・イライラせずに仕事ができた
・朝まで平和だった
・さぼらず、できることはやった

そんな感じで自分基準で、自分を評価してあげることが長期的に見れば幸せに働いていける考え方です。

介護にアドラー的な考え方で日々のストレス軽減!

アドラー心理学が言う、「他人があなたをどのように評価するかはコントロールできない」。

この考え方を知ったおかげで、わたしは自分ではどうにもできない他者からの評価におびえていたことに気が付きました。

そして、終わりのない他者からの承認のために、本来一番に対応してあげなくてはいけない利用者さんを二の次にしてしまっていたことを反省しました。

むしろ業務がスムーズにできないとストレスさえ感じていました。それも同僚からの評価を気にしていたからです。

書類作成や掃除、段取りも業務ですが、まずは利用者さんのケアが一番大切な業務。

「評価されなくても別にいいか」

そういう風に考え方を変えたことでストレスも軽減され、以前ならイライラしていた場面でも「しょうがないなぁ」と笑顔で接することが増えました。

考え方ひとつでここまで気が楽になるとは自分でも驚いています。

日々の介護業務でイライラが溜まっている方はアドラー心理学を取り入れて、他者からの評価を気にしないようにしてみると意外と心が軽くなりますよ。

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